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心身をリラックスさせよう「集中力のトレーニング」
第22号(平成14(2002)年2月1日発行)掲載

「集中力がない」「集中していなかった」などの表現は、スポーツの場面だけでなく日常的にも頻繁に使われます。集中力とは、自分の意志である特定のものに「注意」を向けることです。その注意が場面に応じて適切な対象に向けられている場合は、「集中力がある」「集中している」などと表現されます。大切な場面で集中力を失わないようにするにはどうすればよいでしょうか。

注意の切り替え
(1)広く外的な注意
広く外的な注意の図
自分を取りまく様々なものに注意を向けること。太陽の位置、風向き、観衆等。
(2)広く内的な注意
広く内的な注意の図
今までの練習や自分の記憶を基に、試合の流れや作戦について考えること。
(3)狭く内的な注意
狭く内的な注意の図
身体のコンディションを意識したり、次の行動のイメージを心の中でリハーサルすること。
(4)狭く外的な注意
狭く外的な注意の図
ボールなどのある一つの対象にすべての注意を向けること。

上記の四つのタイプの注意はどれも重要な意味を持ちますが、いつ、何に注意を向けるかが最も重要です。四つのタイプの注意を切りかえる能力が「集中力」なのです。
アイ・コントロール
アイ・コントロールの図視線を見れば、その人の集中力があるかないかを知ることができます。集中力を失った人は、視線が宙をさまよっているものです。したがって、集中力をコントロールするためには、まず、アイ・コントロール(視線のコントロール)をすることから始めましょう。
シュミレーション・トレーニング
練習試合に肉親や知人などを招待したり、応援を敵と味方に分けてわざとヤジをとばしたりというように、実際に起こりうる様々な状況を意図的につくり、その中で適切な対象に注意を向けるトレーニングです。また、天候の変化や初めての会場でも大丈夫なように、日頃からいろいろな条件や場所で練習するように心がけましょう。
過去や未来ではなく、現在のことを考えよう
試合などの大切な場面で最も犯しやすい過ちは、今までの失敗やこれからの結果について考え過ぎ、目の前にある次の行動に集中できないことです。意識の焦点をコントロールできる現在に合わせましょう。

参考文献 「やさしいメンタルトレーニング」 著者 新畑茂充・関矢寛史 黎明書房


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