.

スポーツ情報センター

いきいき体力つくり>>>みなさんの健康・体力つくりを応援します。>>>筋力トレーニングの勧め
第26号(平成15年5月25日発行)掲載
(自分のからだの機能と知識を身につけよう)

 
筋肉とは
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
   



   
  
  筋肉の種類には、「心筋」・「平滑筋」(心臓以外の臓器を形づくる)・「骨格筋」があり、心筋と平滑筋は、自分の意思ではどうにもならない「不随意筋」で骨格筋は意思によってコントロールできる「随意筋」です。
  鍛えれば強化し、使わないと衰える筋力は、このうち「骨格筋」の筋力です。
  骨格筋の筋力は成長期を通じて大きくなり、20歳代でピークに達します。しかし、成長後も筋肉を使っている人と使わない人では、衰え方に差があります。たとえば、骨折してギブスで固定されてしまうと、骨格筋は急激に萎縮し衰えます。ギブスをはずした時には、すっかり筋力が弱っているものです。逆に時々刺激してあげないと衰えてしまうということ のようです。
   

骨格筋のしくみ
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
   
 
骨格筋は、筋線維が何十万本と束になってできています。筋肉がたくましい人は、線維の太さが大きいのであって、線維の数は大差ありません。筋線維を太く鍛錬することで、筋力は増やしていくわけです。
 骨格筋には2種類の筋線維があり運動種目によって主に使われる繊維が異なります。
遅筋線維
(ST線維)
ジョギングイラスト
速筋線維
(FT線維)
ランニングイラスト
収縮速度が遅く大きな力がでない。
■  収縮速度が速く短時間に大きな力を出す
持久力がある筋肉(長距離型)(主に姿勢をたもったり、立ったり、歩いたりする時に使われる)
瞬間的に力をだす(短距離型)
(走ったり跳んだりする時に使われる)
無酸素エネルギーを使い収縮力も大きいが、急激に疲労する。
白筋(毛細血管がまばらで白い色をしている)
筋肥大しやすい
酸素を活発に運動エネルギーに変えることができ、疲労しにくい
赤筋(毛細血管に囲まれて赤い色をしている)
 
これらの線維は一般的に加齢とともに細くなっていきますが、なかでも速筋線維は急激に細くなるといわれています。中年をすぎて敏捷性が低下するのも、このことが原因のひとつです。日常生活の中で、長距離の筋肉はよく使っており、衰えることも少ないのですが、短距離型の筋肉は意識して運動しない限り若い人でもなかなか使いません。
  ですからこの短距離型の筋肉をいかに刺激してその機能を保持するかが老化予防のカギとなるのです。
   
筋肉トレーニングとは
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・      
   
 
運動機能に関する筋力や筋持久力の維持向上を図る運動で、レジスタンストレーニングともいいます。筋肉になんらかの抵抗を与えて行うトレーニングの一つです。
  最大の目的は、日頃使わない筋肉の萎縮をくい止めることです。筋肉の衰えを抑え、余力を持った上体にしておくことが大切なのです。それがぎっくり腰や転倒の防止にもつながり、さらに、からだの代謝機能の維持という効果もあり、老化防止に効果があるといわれています。
  ただし、安全に・正しい姿勢で・正しい動作で行うことが大切で、その人の健康状態や運動能力に応じた適切なプログラムを選択することが大切です。 
   
 
 

*参考文献 財団法人  健康・体力つくり事業団ホームページ 「健康ネット」
「30代からのスポーツ&トレーニングのやり方」  楠林 信正・著

戻る

広島県立総合体育館
〒730-0011 広島市中区基町4-1 TEL(082)228-1111